​REPORT

2017年8月2日、大阪守口「いきいき堂」さんで、VISTROXのサポート選手である柴田モンキー有哉選手(総合格闘技)と
​植山征紀選手(シュートボクシング)に向けて行われた”体の使い方講習会”に参加してきました。

8月2日水曜日。「いきいき堂」森村良和会長のもとに集まったのは、総合格闘技MMA&BBJ BLOWSプロ所属の柴田モンキー有哉選手と、シュートボクサーの植村征紀選手。

 

総合格闘技は、打撃、投げ技、寝技を用いた相互的な格闘技で混合格闘技(MMA)とも称される。一方シュートボクシングは、寝技は一切行わないがパンチ、キック投げ技、立関節技を認めた立技総合格闘技である。

スタイルは違えど、体全体を使って闘うかなりエネルギーを使うスポーツである。

 

いきいき堂会長からエネルギー消耗も考え、相手にダメージを最大限に与える効率的な身体の動かし方を中心にレクチャーが行われた。

座学で知識を、というよりはやはり“体のことは体にきけ”といったスタイルで、実践実践で体を動かしながらのレクチャーで、選手たちは自分の腕の角度や力の入れ方など、一つ一つ自分の体に耳を傾けながらしっかりと動かしていたのが印象的だ。

足指​

まずは足の状態をみて、からだのバランスなどを見るために、診療所の足圧測定器で選手二人の足圧を測定。その結果から選手の状態を把握。どの程度足指を使っているかが重要な点となる。

​この写真は理想的な足圧の状態です。

赤の部分が圧がかかっている状態。

もしこの赤い部分が、踵のみで指部分にない場合や、親指にしかない又は小指や薬指が画像から消えているなど…足裏全体でしっかりと踏ん張れていない状態だそう。

そして足指で地面を踏みしめることが出来ると、全身がリラックスするらしい。

 

格闘技は瞬発力や、攻撃力が必要なため、からだの準備としては、筋肉が緩まっている状態(リラックス状態)から動き出すのが一番速く、そして最大の力が発揮できるのだという。

 

格闘技に使える細かな指導についてはここでは割愛するが、

足指で地面を踏むことの大切さ、からだを動かす目的によって小指球を使うか母指球を使うのか、例えば前進している自分の動きをストップするときは母趾球でぐっと地面を踏みしめるし、パンチを繰り出すときは小足指球側に力を込めるなど、それを意識すればおのずと体の持つ本来の力を発揮できることができるというお話だった。

関節のやわらかさ

身体は、骨があり、それをつなげる軟骨があって関節でつながり、その加重のバランスが整っていると関節が負担なく動いて筋肉もきちんと動く仕組み。

体全体の関節(首・背中・腰・骨盤・膝・足)が連携して動作を行い、重みをバランスよく分散して、体を支えている。

身体の関節が固ければ、それに伴い骨の動きについてくる筋肉も動きにくくなる。

筋肉だけをたくさんつけていっても、その動かし方に問題があれば、当然筋肉は固くなるしケガのもとになる。

身体にある自分の筋肉を良く知って格闘技をするのと、何も知らずに力任せに動かすのでは、選手寿命にも影響する、と会長はいう。だから「格闘家でも解剖学を勉強すべき」と。

 

大きなエンジンを持つだけで、それをエネルギーとして燃焼できないのでは、もったいないから、しっかりと身体の動かし方を身体に聞きながらトレーニングをすることが必要であると何度も選手に念押しをする。

 

関節が柔らかくなるとおのずと、筋肉もリラックス状態になり、オフとオンのスイッチを切り替えて戦うことが出来るようになるそうだ。

相手にダメージを与える技を効率よく出すことが出来るようになれば、試合中のスタミナにも関係してくるのだ。

体幹とは「整える+使う」

 

体幹という言葉をよく聞くが、一体どういうことなのか。

身体の上半身と下半身は腰の部分でつながっているが、下半身を固定したままで上半身をねじることはできるだろうか?

下半身を固定したままねじることが出来て初めて、背骨横の筋肉が稼働する。

そのように体幹を整える!だけではなく、「体幹を使って、からだを動かすことが、一番大切なことなので、その動かし方を学ぶべき」と会長からの話だった。

もちろん体幹を整えることは、色々な方向からの衝撃にもぶれずに態勢を整えることでスポーツにはもちろん必要なのだが、これはスポーツに限ったことではない。日常生活でも転倒防止や、腰痛の予防、軽減など、体幹を鍛えると良い、といい情報はかなりの量に上る。

 

体幹の鍛え方はいろいろとあるが、いきいき堂ではやはり足指に注目しており、独自にソックスを開発。その効果は、履いて5分で実感できる体幹強化の靴下である。

その靴下を開発、販売を行っている株式会社からだクリエイトの代表取締役中島美穂さんはいきいき堂と、NPO法人共生との、アースキャッチプロジェクトにて

 

「地球をつかんでいつまでも強く美しいカラダに」というコンセプトのもと、健康推進運動をしている。

中島さんは、定期的にいきいき堂にて、健康セミナーなども行っている。

カラダクリエイトでは、いきいき堂に治療に来られる方や、今回のようにスポーツをしている人などにも積極的な普及活動をしている。

 

今回は、格闘家二人への講習会で、一般の人の筋肉の使い方はまた別!と森村会長からの話もあり、一般へ向けた情報はそちらの方から拾い上げる必要があるようだ。

言葉というものは体を動かす

 

また、今回は体の使い方が中心ではあるが、一度会長のお話の中で、『言葉というものは体を動かす』という格言的なお話もあった。

 

例えば、トレーニングの内容や、体の使い方で選手が「難しい」と発した場合、脳がその声を聴き反射をして、そのトレーニングが「難しいもの」になってしまうというのだ。

自分の耳に聞かせる言葉は“自分で選ぶことができる”。

闘う前、自分が自分に覚悟をきかせる、「闘う」という言葉で体に自動スイッチを入れる。

そんなお話を聞いた選手はきっと体のことだけではなく心の中まで少しづつ変わっていくかもしれない。

 

会長の手技や体の知識はもちろん素晴らしく、そしてプラスして人柄。

今回の講習会で感じた熱心さは、人の健康に関しての想い。その体を使って動く人それぞれの状況(例えば、ケガをしている人、アスリート、お年寄り、美しくなりたい人)に合わせた思いやりが発端となっていることが分かった。

 

 

下記はここに関連する方々、団体などのリンクになります。

よろしければご覧ください。

いきいき堂ホームページ http://www.ikiikidou.co.jp/

からだクリエイト http://karadacreate.com/

アースキャッチプロジェクト http://karadacreate.com/?mode=f5

 

柴田モンキー有哉選手 総合格闘技教室 http://kids-mma-kizuna.com/

植山征紀選手 https://shootboxing.org/fighters/199

2017年8月2日

いきいき堂会長による 体の使い方講習会レポート

 

​柴田モンキー有哉選手

​植山征紀選手